バイアグラの歴史や由来をご紹介します

バイアグラの有効成分であるシルデナフィルはアメリカの製薬会社であるファイザー社によって開発された物質です。
現在でこそこのシルデナフィルはED治療薬のバイアグラとして有名なものになっていますが、実はこのシルデナフィルは最初からED治療薬のために作られたものではないという歴史があります。
ではシルデナフィルがどうして開発されたのか、それは「狭心症発作治療」という目的のためでした。
バイアグラはその薬理作用としてPDE-5という酵素の活性化を防止して陰茎周辺部の血管を拡張することで陰茎部への血流を増やし、それによって勃起を助けるといった効果があります。
この効果だけを見るとED改善のためのようにも見えるのですが、この効果は陰茎部に限らず別の部分にも作用を見せます。
シルデナフィルの開発を行っていたファイザー社は、この血管拡張作用が心臓部分で作用することによって狭心症の発作を抑えられると考えていたわけです。
ただ現在ED治療薬として利用されており、狭心症発作に対してこのシルデナフィルを含む薬剤が処方されるケースが少ないことからもわかるようにシルデナフィルが持つ狭心症発作治療の効果はかなり小さいものだったのです。
それは臨床試験において明らかにされ、ファイザー社は狭心症発作治療薬として開発を続行する価値が無いと判断して試験薬の回収に向けて動き出しました。
しかしその試験薬を配布された男性被験者の中から「ED症状が緩和されたように感じる」という報告がかなり多く上がってきたため、ファイザー社は改めてED治療薬に使う成分として開発を再開、そしてみごとにバイアグラという世界初のED治療薬の完成にこぎつけたのです。